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第六章 退 院
 
①退院に至るまで
  長く辛い入院生活でしたが、9月17日に入院してから121日目の2014年1月15
    日に退院しました。
  入院当初は治療期間が7週間と説明を受けていましたので、早ければ11月中
  旬頃には退院きるものと思っていましたが、化学療法と放射線療法の間に
  空きがある事、当初予定の無かった3回目の化学療法(がん細胞に対してダ
  メ押しする為)が追加された事で、最終的に治療が終了ましたのが年の瀬
  も押し迫った12月30日になりました。
  治療計画が終了しましたので直ぐに退院出来るものと思っていましたが、抗
  がん剤による副用が残っており、更に1ヶ月程は白血球数が減少傾向にあ
  る事やインフルエンザが流行の兆しがある事から、主治医の退院許可が出な
  かったのですが、最終的には自宅に帰っても当分外出は控え、定期的に血液
  検査を受ける事等を条件に退院許可を頂きました。
 
②服用しました薬
  抗がん剤や放射線による副作用を緩和する為の痛み止めや下痢、便秘、腸の
  蠕動運動を助する薬など、多くの薬を服用しました。
  定期的に検査を行う血液検査の結果表を頂き、自分なりに白血球数、赤血球
  数や好中球数等の変化を記録していました。
 
 入院中に服用しました薬の薬袋 薬の薬効と副作用の説明書  血液検査の結果表
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③食事について
  入院当初から10月中旬頃までは普通食でしたが、放射線治療の副作用が強
  なってきた10月中旬以降は主食が粥食に替わり、副食はエンジョイゼリーと
  飲用食品になり、更に11月上旬には全く喉を通らなくなり、エンシュア(栄
  養補助飲料)のみの状態が1週間程続きました。
  2回目の放射線治療が始まった11月下旬には喉の痛みは和らぎ、徐々に粥食
  から普通食へと戻る事出来ました。

 入院当初の普通食       お粥と補助食品      エンシュア(栄養補助飲料)
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④入院中のできごと
※約4ヶ月間の入院生活でその間に色々なできごとがありました。
 
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院内の1階ロビーイベントホールでは定期的に「さわやかコンサート」が開催されました。

入院患者を慰問する形で個人や
グループによるコンサートが開催された他、岐阜大学の学園祭には同好会の箏曲合奏や歌唱グループの合唱等が行なわれ、私や入院されている患者さんの心を癒して頂いたと感謝しています。
 
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10月の初め頃、どなたが展示されたのか分かりませんが、スタッフステーションのカウンターに旬の栗が展示されていました。
 
季節を感じると共に何となく心が癒されます。
 
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10月31日の「ハローウィン」に向けて、下旬頃からは上記の栗に変わり、かぼちゃの置物が展示されていました。
 
11月6日には1階にコンビニのローソンと喫茶店のタリーズがオープンしました。

病院内にコンビニが設置されるのは珍しいのではないかと思います。

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11月下旬には病室から見える山が紅葉し、すっかり秋景色になりました。
 
入院時には半袖で入室したのですが、いつの間にか秋深くなり、つくづく長い入院生活を感じさせられます。
 
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12月に入りますと中庭にXmasに向けたイルミネーションが飾られるようになりました。
 
規模は大した事はありませんが、このようなチョットした事で、私たち入院患者の気持ちが何となく和らぎます。

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