気まぐれkimokuの癌(上咽頭癌)闘病記

癌(上咽頭)との闘病後日常生活を取り戻し                                        趣味や近郊探訪、小旅行、スポーツ観戦、グルメ等、日々の出来事を気の向くまま記事を書いています。

カテゴリ: ◉発電機メンテ

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この発電機は燃料に混合油を使用しますので、黒いススがこびり付いていました。
点検・清掃後火花がでるか試してみましたが、結果はNG。 新品に替えました。  

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スパークプラグを外し穴から中を覗くと黒いススで真っ黒になっていました。
シリンダーヘッドカバーを外して、シリンダーヘッドを外します。 

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案の定、ススがこびり付いています。 
金ブラシで清掃した後、サンドペーパーで金ブラシで付いた細かい傷を修正します。 

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ピストンの上部です。
シリンダーヘッドと同じようにススがこびり付いていました。
ガスケットを傷を付けないように外し金ブラシでススを取り除き、細目のサンドペーパーで金ブラシの傷を修正。 

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清掃後のシリンダーヘッドです。 

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清掃後のピストン上部です。
これで清掃を終わり、組付けをして元に戻した後、エンジンを始動しますと直ぐに掛かりましたが、回転が不安定でしたので、運転をしながらキャブレターにキャブクリーナーを吹き付けキャブレター内の清掃をもう一度行います。
今度は安定して回転するようになりました。 

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出力は定格通り100V出ており、発電機周りも断線は無く、正常のようです。 

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今回もお世話になりましたキャブクリーナーです。

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 SUZUKIの発電機、SX650Rは小型で持ち運びが出来る電源としてアマチュア無線家の移動運用やアウトドアー派の電源用として使われてきました。

しかし、残念ながらスズキは発電機事業から撤退しました。
 
現在では補修部品を入手する事が困難になりましたので、故障内容によっては”廃棄”となります。

さて、今回は「エンジンは掛かるが直ぐに止まってしまう」と云ったよくある症状です。

SUZUKIの発電機は前回修理しましたYAMAHAの発電機と比べ、構造がシンプルなので分解が容易です。

それでは今回行いました修理の手順を説明します。 

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黄色い丸印の燃料コックをOFFにします。

赤い丸印の物を廻してパネルを外します。 

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続きまして赤丸印右側のナット2個と左側のボルト1個を外します。

燃料コックが付いたままですが、ゆっくりと手前に引きながら外します。  

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赤丸印の燃料ストレーナーの底部に何か入っているように見えます。
 

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ストレーナーの底に糸クズ状の異物が詰まっていましたので、これを取り除きます。 

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異物を取り除いた後、キャブクリーナーを吹き付け、清掃します。

すると画像のように綺麗になりました。 

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続いてキャブレターを外しますが燃料チューブを取外し、ゆっくりと手前に引き出すのですが、この作業で注意が必要なのは、指が届きにくい所にガバナースプリングが付いていますので、ラジオペンチで外します。

この時に飛ばして無くさないように。
 

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フロートチャンバーです。

底のほうにススのような黒い異物が残っています。

これもキャブクリーナーで清掃します。 

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赤矢印はジェットノズルです。

荷札に付いています針金を通した後キャブクリーナーで清掃します。

同じようにメインノズルも清掃します。
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EF-900isキャブレター清掃(その1)からの続きです。 
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エアークリーナージョイントを外しますとキャブレターの中が見えます。

茶色く汚れが付着しているのが良く分ります。

ガスケットを傷付けないようにゆっくり外し、キャブレター本体をゆっくりと手前に引き出します。 
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キャブレター全体図です。図中、
4:フロートチャンバー
8:ドレンプラグ
19:メインノズル
20:チャンバーホールドボルト
22:メインジェット 
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キャブレターを取外しました。

チャンバーを取外す前にドレンプラグを緩めて、チャンバー内の燃料を抜いて下さい。

チャンバーホールドボルトを緩めてフロートチャンバーを取外します。

チャンバー内にゼリー状の物がありました。
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本体を逆さまにして見ますと、メインノズル(赤矢印)が見えます。

マイナスドライバーでゆっくり回しながら取外します。 
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取外しましたメインノズルです。

全体に茶色く汚れています。

横には小さい貫通穴が4ヶ所(画像では2ヶ所しか見えませんが、90度角度を変えた方向にも2ヶ所あります。 
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キャブクリーナーをメインノズルの中心に開いている穴と、横に付いている4ヶ所の穴に吹き付け、しばらくしてからサッカーボール等の空気入れでクリーナー液を吹き飛ばします。 
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茶色く汚れていた汚れも取れ、中心の穴を覗くと、詰まり物が無くなっているのが分ります。

4ヶ所の穴も綺麗になっていました。 
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次にメインジェットの清掃です。

中心の穴にキャブクリーナーを吹き付け暫く待ってから空気入れで空気を吹き付けます。

飛び出してきたクリーナー液を布でふき取ります。

一先ず清掃を終え、キャブレターを組み付けて、エアークリーナジョイント、各チューブを取り付け、裏側の樹脂カバーを外した所まで戻します。

この状態でリコイルスタートで始動してみましたがエンジンが掛かりません。

念のためスパークプラグを外して点火状態をチェックしみましたら、火花の出方が弱かったため、ワイヤーブラシで清掃し、ギャップ調整(調整ゲージを使用して下さい)をして再度チェックしてみましたが、火花の出方は変わりませんでしたので、新品と交換しました。 
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右側のスパークプラグが付いていた物で、左側の物は新品です。

必ず指定の「CR4HSB」を使用して下さい。

スパークプラグを新品に変え、再度リコイルスタートで始動してみますと、今度はエンジンが掛かりました。
しかし、エンジンの回転が安定していません。(息をつくような感じ)

次の処置として、再度エアークリーナジョイントを外し(各チューブは元に戻しておきます)、この状態でエンジンを掛け、キャブレター内にキャブクリーナーを吹き付けます。

排気口からは白い煙が出てきます。

キャブクリーナーの吹き付けを2~3回繰り返しますと、回転数が安定するようになり、キャブレター内も汚れが取れ、きれいになりました。
  キャブクリーナーを吹き付ける前         キャブクリーナーを吹き付けた後       
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エンジンの回転数も安定しましたので、キャブレターの清掃を終わり、裏カバーを取り付けて元の状態に戻します。 
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更に排気口に取り付けてありますスパークアレスタを取外し、ワイヤーブラシで清掃した後、元に戻します。

後面カバーを取り付けて、清掃前の状態に戻します。 
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リコイルスタートで始動しますと一発でエンジンが掛かり、出力電圧を測定しますと通常運転の場合も、エコノミー運転の場合も交流電圧は、いずれも100Vと安定していました。

これで全ての作業は終了です。 

作業時間は休憩やプラグを購入に行ったり、撮影をしながらの時間も含め4時間程でしたが、2時間30分から3時間程で作業は終了出来るのではないかと思います。

今回の作業は私の独自の知識で行いました。 サービス指定店等で行われる正しい作業とは異なるかもしれませんので、このブログをご覧頂きました皆さんが行われる場合は、怪我をされたり、異常な事態になりましても私は一切責任を負いません。

自己責任のもとで作業を行って頂きますようお願いします。
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 友人局も私も移動運用の電源としてYAMAHAの発動発電機、『EF-900is』を使用しています。
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友人局から、始動しても直ぐに止まってしまうので、点検をしてほしいと依頼がありました。

5月初旬に移動運用をして以来、動かしていないとの事でした。

このような場合はキャブレターに何らかの異常があるケースが多いので、早速キャブレターの点検を始めました。

※くれぐれも怪我をしないように、ネジ等の部品を無くさないように、自己責任の上で作業を 行って下さい。 
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作業を始める前に燃料給油口のフィルター内にゴミや錆が入っていないか点検をした後、燃料タンク内のガソリンを抜いておきます。

裏側(コントロールパネルのついていない側・左側の画像)のカバーを外します。

赤丸印のビスを外します。 
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前面のビス(画像の赤丸印)の内、左側のビスのみを外します。 

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次に後面(排気口側)のビス(赤丸印)を外して、樹脂製のパネルを外します。

これで裏側の樹脂製カバーを手前に引けば外れます。 
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後面の樹脂製カバーを外しました。

赤丸印は、排気口です。 
 
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裏側の樹脂製カバーを外した状態です。 
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念のため燃料コックのキャブレターに通じていますチューブを外し、燃料が来ているか確認します。

作業の前にコックが「OFF」の位置になっているか確認をして下さい。

燃料タンクに燃料が多く残っていますと勢い良く噴出しますので、注意が必要です。 
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黄丸のクリップを緩め、各チューブを外します。 

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3本のチューブを外しました。

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エアークリーナージョイント(黄色の矢印)を外します。

赤丸印のナットを外し、クリップ(赤矢印)を緩めて手前にゆっくりと引き抜きます。 
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赤丸印のネジを緩め、チョークワイヤーを外します。

※キャブレター清掃その2に続きます。
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 EF-900isのノイズ対策について前頁で紹介させて頂きましたが、その他に移動運用地で場所的に余裕があれば、下図のように発電機の置く位置を考慮しています。 
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アンテナはワイヤー系のアンテナです。

・発電機は出来る限り無線機から離します。
・発電機のコントロールパネル側をアンテ ナとは反対の方向に置く。
・同軸ケーブルと電源ケーブルは平行にしない。
※発電機をアンテナと直角になるようにしかもコントロールパネル側を車とは 反対方向側に置きますと、ノイズや音の軽減になると思います。

これで、7、10、14、18、21、24、28、50MHzの各周波数は、問題なく運用していました。 

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EF-900isを購入するまで使用していましたSUZUKIの発電機SV700Hです。

従来型の4サイクルエンジン式発電機ですが、重量が約21Kgと重く、AC取出し口が1ヵ所しか無く、DC取出し口や燃料コックもありませんでしたが、メンテナンスのやり易い発電機ではありました。 
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